いまやビジネスの現場でも大活躍しているポケトーク。実は専門用語にも対応しており、ある分野ではすでに必須というくらいに広がっているんだとか。その分野とは「医療」、いったいどうしてこの分野で必須になっているのでしょうか?

 

医療現場では必須になりつつあるポケトーク

実はポケトーク、医療現場ではすでに必須というくらい、重宝されています。医療用語もある程度翻訳することができるというのはもちろん、75言語に対応というのがやはり大きいですね。患者さんには日本語も英語も話せない方もいて、そういった方が急患で運ばれてくると、取り乱していることも多いそうです。

 

そこでポケトークの出番がやってきます。ポケトークで相手の母国語で言葉を伝えてあげると、それだけですごく落ち着くんだとか。そこからゆっくりと意思疎通をして、治療に入ることができます。相手を落ち着かせる、ポケトークにはこんな使い方もあるのですね。

 

2020年1月には「カンブリア宮殿」でも紹介されていたほど。

 

 

ソースネクストの代表である松田氏が出演し、医療現場での使用について言及していました。

 

ではどこまで専門用語が通用するのか。簡単な問診であれば、十分に行うことができるそうです。具体的な病名や症状なども、かなりの精度で翻訳することができます。

 

ただ症状が複雑になり、専門用語が多くなればなるほど、ポケトークだけで対応できなくなるケースも増えてきます。そういった場合は専門用語をなるべく一般的な言葉に置き換え、足りない部分は絵や図を使って補うこともあるみたいです。

医療以外の専門用語は?

専門用語については、医療分野だけではありません。例えば法律用語でも、ポケトークはある程度対応しています。近年は外国人労働者も増えてきました。それだけでポケトークの活躍の場は増えるのですが、問題になりやすいのが賃金関連についてです。

 

ポケトークでは賃金関連の法律用語はしっかりと抑えられているみたいで、契約時にきちんと説明することで認識の齟齬も起きにくくなります。働きやすい環境をつくるのにも、ポケトークが活躍してくれるのです。

 

 

もちろんすべての専門用語が完璧というわけではありません。多数の用語が出てきたり、複雑な話になってくれば、ポケトークでは訳しきれない部分も出てきます。ですがポケトークがあるかないかで、相手の安心感はずいぶん変わってくると思います。いつの日か一企業に一台ポケトークという時代も来るかもしれませんね。