携帯翻訳機として高いシェアを誇るポケトーク。しかしこの業界にはポケトーク以外にも様々な製品が販売されています。中にはポケトークよりリーズナブルに購入できるものも。ですが肝心の翻訳性のについてはどうなのでしょうか?今回はポケトークを他社製品と比較してみました。

 

群雄割拠の携帯翻訳機

Amazonや楽天を見てみると、多数の携帯翻訳機が並んでいます。このジャンル、やはり最大手はポケトークです。どのショッピングモールでもトップに表示されますよね。ですがポケトークよりリーズナブルな商品もあり、いろいろと気になってしまいます。

 

1、Easy Talk

株式会社エクス・インプライズから販売している「Easy Talk」。こちらもショッピングモールなどで人気のある翻訳機ですよね。ポケトークと同じく2.4インチの大画面を持ち、翻訳画面が見やすいのがうれしいところ。料金はオフィシャルサイトで23,800円となります。

 

では翻訳面ではどうなのでしょうか?評判を見る限りでは、Easy Talkの翻訳精度はポケトークと遜色ないレベルだといいます。この料金でポケトークと同じ精度なのであれば、かなりコスパはいいですね。しかもEasy Talkでは両者の会話が画面に表示されるので、相手に間違って伝わる心配もありません。音声が聞き取りづらい環境でも使いやすいですね。

 

しかし対応言語は38言語と、ポケトークの半分しかありません。中でもベンガル語に非対応というのはちょっと痛いかも(ベンガル語は世界でもTOP10に入るほど話者が多い)。この辺りに気を付ければ、コスパの良い商品です。

 

2、Mayumi 3

デスプロ株式会社から発売されている「Mayumi 3」。スタイリッシュなデザインが特徴的です。しかも画面サイズは3インチと大きめ。対応言語も前身のMayumi II(45言語)からさらに増え、85言語に対応しました。

 

料金は29,502円とポケトークSと同価格帯。ですが機能面はかなり充実しており、音声での翻訳はもちろんのこと、カメラでの翻訳も可能です。しかもOCR翻訳といって、カメラをかざすだけで翻訳してくれる機能もあります。持っているだけで楽しくなりそうですね!

 

また通信環境のない場合でも、オフラインで翻訳できるのはポケトークとの最大の違いでしょうか?カメラ翻訳は13言語、オフライン翻訳は8言語に対応しています。翻訳精度もポケトークと同等との噂。オフィシャルショップではグローバルSIMも付属しており、機能面ではポケトークの最大のライバルになるのではないでしょうか?

 

3、Langie(ランジー)

東江物産から販売されている「Langie」。本体上部の大きなスピーカーが特徴的です。この機種、面白いのは電話としても利用が可能という点です。通話機能の付いたSIMカードを入れると、携帯電話のように使うことができてしまいます。他にも音楽再生機能があったり、辞書機能があったり、ラジオもついていたり。なんだかガラケー時代を思い出しますね。

 

では肝心の翻訳機能はというと、Langieでは53言語に対応しています。オフライン翻訳にも対応していて、こちらは13言語で対応。ただしオフラインでは翻訳精度がかなり落ちてしまうみたいです。英語なら何とか使えるといった感じでしょうか?オンラインでの翻訳精度は高いので、オンライン前提での使用になりそうです。

 

4、ili(イリ)

ログバー社から発売されている「ili」。珍しいオフライン専用の翻訳機です。対応言語は英語・中国語・韓国語のみ。また日本語を外国語に翻訳することはできても、外国語→日本語の翻訳には対応していません。

 

これだけの情報だとポケトークのライバルにはなりえないのですが、iliの最大の魅力はその翻訳精度の高さ。3言語に特化した分、かなり精度の高い翻訳を実現しました。7,180円と値段も安く、英語圏や中国・韓国への旅行の際は十分に選択肢になると思います。機能が制限されていても、しっかりと差別化された商品です。

 

まとめ

こうして翻訳機を比較してみましたが、どれもスペック十分でコスパも良く、ポケトークのライバルになりそうです。しかしポケトークの強みはそのシェアの高さ。多くの人が使っている分、ネットにも多数の情報が落ちており、使い勝手について十分な情報を集めることができます。

 

「迷ったらとりあえずポケトーク」

 

これができるのがシェア1位の強みですよね。