携帯翻訳機として圧倒的なシェアを誇るポケトークですが、料金はややお高めになっています。コスパで考えると悪くはないのですが、他の携帯翻訳機と比べるとどのような立ち位置なのでしょうか?今回はポケトークの料金を比較していきます。

 

ポケトークの価格は高い?他社と比較!

まずはポケトークの価格からチェックしていきましょう。

・ポケトークS:29,800円

・ポケトークS PLUS:31,800円

・ポケトークS ドラえもんEdition:34,800円

・ポケトークW:19,800円

料金はいずれも公式サイトで購入時のもの(税別)。またグローバル通信契約付きの料金になります。この料金では対応言語は75言語。グローバル通信で130か国以上で使用することができます。

 

・富士通 arrows hello AT01

価格(オフィシャル):29,800円

価格(Amazon):19,999円

対応言語:28言語

オフライン翻訳:〇(3言語)

カメラ翻訳:〇(21言語)

Wi-Fi:〇

本体サイズ:118x50x13mm

重量:101g

画面サイズ:3インチ

SIMカード:非対応

ノイズキャンセリング:〇

充電端子:USB-TypeC

 

富士通から発売されている「arrows hello AT01」。2018年に発売したモデルなので、今でこそ安く買うことができますが、もともとはポケトークSと同価格帯の商品でした(定価は29,800円、現在はAmazonで19,999円)。対応言語は28と少ないものの、カメラ翻訳に加え、ポケトークでは対応していないオフラインでの翻訳に対応しています。

その他にもノイズキャンセリング機能がついていたり、充電がUSB TypeCだったり、Bluetoothでの接続にも対応していたり。品質にはかなりのこだわりが感じられます。見た目もアルミボディで高級感がありますよね。SIMカードに対応していないのがややネックといったところでしょうか。

 

 

・Langogo AI翻訳機+モバイルWiFiルーター

価格(Amazon):30,800

対応言語:104言語

オフライン翻訳:〇(最大2言語)

カメラ翻訳:〇(44言語)

Wi-Fi:〇

モバイルルーター機能:〇

サイズ:123×57×12.5mm

画面サイズ:3インチ

重量:100g

バッテリー:2100mAh

Bluetooth:〇

充電端子:MicroUSB

SIMカード:〇 (eSIM)

録音翻訳:〇

ノイズキャンセリング:〇

 

こちらもポケトークSと同価格帯(Amazonで30,800円)の高級携帯翻訳機です。対応言語は104とポケトークより30も上。さらに翻訳精度もポケトークに劣らないという超ハイスペックな翻訳機です。オフライン翻訳・カメラ翻訳にも対応しています。

他にもたくさんの機能が備わっており、特に「AIアシスタント」に注目。翻訳機にSiriやGoogleアシスタントのような機能がついているのです。現地のレストランや観光スポットの案内をしてくれるんだとか。2019年時点ではまだ日本語には対応していませんでしたが、完成すればこれ以上ない便利な機能なのではないでしょうか。

そのほかにもLangogo自体をモバイルルーターとして使うことができたり、バッテリーも大容量2100mAhだったり、基本スペックにも妥協はありません。

 

 

・Easy Talk

価格(Amazon):23,800円

対応言語:38言語

オフライン翻訳:×

カメラ翻訳:×

Wi-Fi:〇

サイズ:129× 59.2× 12.6mm

画面サイズ:2.4インチ

重量:102g

バッテリー:1300mAh

モバイルルーター機能:〇

SIMカード:対応

充電端子:MicroUSB

 

ポケトークに次いで携帯翻訳機の代表的な機種であるEasy Talk。料金はAmazonで23,800円。ポケトークSとポケトークWの中間ぐらいの位置づけになります。対応言語は少ないものの、画面が大きく双方の言語で表示してくれるなど、使いやすさを重視した機種になっています。SIMカードにも対応しており、モバイルルーター機能も搭載されているので、これ1台あれば安心です。

 

・Mayumi 3

価格(オフィシャル):29,800円

価格(Amazon):25,800円

対応言語:85言語

オフライン翻訳:〇(8言語)

カメラ翻訳:〇(13言語)

Wi-Fi:〇

サイズ:126.8×53.8×13.5mm

画面サイズ:3.0インチ

重量:125g

バッテリー:1500mAh

モバイルルーター機能:〇

SIMカード:対応

充電端子:MicroUSB

 

スタイリッシュなデザインが目を引くMayumi3。個人的には1番好みのデザインをしています。価格はオフィシャルサイトの定価で29,800円。Amazonだと時期によってはさらに安くなることもありますが、基本的にはポケトークSクラスのハイエンド機種と思っていただければ。

ですが対応言語は85言語と、ポケトークを上回ります。カメラ翻訳・オフライン翻訳にも対応。またポケトークと同じくグローバル通信の契約(Mayumi SIM)をオプションで選ぶこともできます。モバイルルーターとしても使うことができ、コスパで考えてもかなりハイレベルな1台です。

 

 

・MINITALKシリーズ

MINITALK T11

価格(Amazon):23,999

対応言語:106言語

オフライン翻訳:〇(8言語)

カメラ翻訳:〇(45言語)

Wi-Fi:〇

録音機能:〇

 

MINITALK T8

価格(Amazon):17500円

対応言語:106言語

オフライン翻訳:×

カメラ翻訳:〇(44言語)

Wi-Fi:〇

 

MINITALK T9

価格(Amazon):17500円

対応言語:106言語

オフライン翻訳:×

カメラ翻訳:〇(44言語)

Wi-Fi:〇

 

MINITALKシリーズも携帯翻訳機として人気の機種です。上位機種であるT11はAmazonで23,999円。対応言語は106言語と、今回紹介した機種の中でもトップの数を搭載しています。オフライン翻訳・カメラ翻訳にも対応。また録音機能もうれしいですね。録音した音声を翻訳することもできますし、Bluetooth接続ができるので、イヤホンやスピーカーにつないで大人数で翻訳を確認することもできます。

 

またMINITALKにはT9やT8などの下位モデルも販売されています。料金はそれぞれ17,500円、15,233円。ポケトークSに対してのポケトークWのような感じですね。オフラインでの翻訳や録音機能などは備わっていませんが、翻訳精度はT11と同等レベルといわれており、いずれもコスパのいい商品となっています。

 

 

・TAKUMI JAPAN KAZUNA eTalk 5

価格(Amazon):4,088

対応言語:73言語

カメラ翻訳:〇(8言語)

オフライン翻訳:〇(8言語)

Wi-Fi:〇

モバイルルーター機能:〇

サイズ:127.8×59.0×11.0mm

重量:100g

画面サイズ:3.5インチ

バッテリー:2000mAh

Bluetooth:〇

充電端子:MicroUSB

SIMカード:〇 (eSIM)

録音翻訳:〇

ノイズキャンセリング:〇

イヤホンジャック:〇

※有償アップデート(4,980円)で112言語に対応

 

最後に紹介するのは KAZUNA eTalk 5です。料金は4.088円とこの中では最安。もともと2年前に発売した機種なので、かなり安くなりました。それでも対応言語は73言語と、ポケトークとほぼ肩を並べています。オフライン翻訳・カメラ翻訳も搭載しており、コスパ面でいえばこの機種がNo.1かもしれません。

 

またアップデートで対応言語は112言語にも対応します。ただし有償でのアップデートになり、その費用は4,980円。今となっては機種本体より高くなってしまいました…。

 

それ以外のスペックも充実。SIMカードに対応しており、モバイルルーターとしても使うことができます。画面も3.5インチとかなり大きめ。イヤホンジャックも搭載されているほか、Bluetoothでワイヤレスイヤホン・スピーカーも接続できます。ノイズキャンセリングも録音機能も搭載。なのでこの有償でのアップデートをどう見るかで、この機種の評価は大きく変わって来ると思います。

 

まとめ

このように、ポケトークよりもコスパの良い商品はたくさんあります。それでも、いまだポケトークのシェアは圧倒的No.1というのだからすごいですよね。やはり機種としての安心感、そして多数のユーザーがいるためレビュー以外からの情報も得やすいというのが大きいのではないでしょうか?