ポケトークにはWi-Fi機能が備わっています。翻訳の仕様上、ネット通信機能は必須になるのですが、SIMでの通信ではなくあえてWi-Fiを選ぶ理由はあるのでしょうか?ポケトークは目的に応じて様々な使い方ができますが、Wi-Fi機能が輝く瞬間とは?
ポケトークはSIMでもWi-Fiでも通信が可能
オフィシャルサイトなどでポケトークを購入すると、国際通信契約がセットで付いてきます。こちらはeSIMになっていて、特別な設定をすることなく、到着してからすぐに翻訳機能を使うことができます。しかもこのeSIMは国内だけでなく、世界100ヶ国以上で使用可能。海外だろうとどこだろうと、私たちの身近に寄り添ってくれる存在です。
ポケトークはその翻訳機能の仕様上、インターネット通信が必須となります。だから国際通信契約がセットになっているのですね。契約なしの本体だけで購入することもできますが、安くなるのは僅かばかり。通信費用の2年間は無料であるため、とりあえずで契約しておいてもいいかもしれません。
その一方で、ポケトークにはWi-Fi機能も付いています。翻訳に必要なインターネット通信はeSIMでの通信でなければダメというわけではありません。実はWi-Fiの通信でもOKというわけです。とはいえ国際通信があれだけお得に契約できるのに、あえてWi-Fiを使う場面はあるのでしょうか?
Wi-Fiの使いどころはたくさんある!
ポケトークのWi-Fi機能、それは室内使用でこそ輝きます。ポケトークは何も海外だけが主戦場ではありません。国内、しかも室内でも活躍の場があります。例えば接客業の方であれば、外国人旅行客(インバウンド)の方がお店にやってきたとき。お店のWi-Fiに接続していれば、そのまま翻訳機能を使うことができます。
もしくは海外出身の従業員を雇う場合も同様です。入ってきたばかりだと日本語もわからない日本語も多いでしょうから。そんなときにもポケトークが役に立ちます。もちろんお店の中で使う場合には、Wi-Fiでの接続で十分です。法人かつ出張目的でない場合は、Wi-Fiでの使用が多くなるかと思います。
もちろん個人の利用でもWi-Fiの使いどころはあります。AI会話レッスン機能を使う場合ですね。ポケトークSのみの機能になりますが、英語と中国語の日常的な会話をポケトーク相手に学ぶことができます。こちらも翻訳時と同じくインターネット通信が必須の機能でありものの、家庭学習用に使う場合はやはり家のWi-Fiで十分です。
このように、用途によってはポケトークのWi-Fi機能は大いに役に立ちます。eSIMは後からでも契約可能なので、国内・室内での利用が主になりそうな場合は、まずはWi-Fiでの運用から初めてもいいかもしれません。