ポケトークはグローバル通信付きで販売されていることがほとんどです。ですがこのグローバル通信の契約がわかりにくい!無料で使えるものなのか、別途の料金が必要なのか。そもそも契約自体が必須なのか。グローバル通信についてまとめてみました。

 

ポケトークのグローバル契約とは?

ポケトークを購入すると、多くの場合はグローバル通信契約が付属してきます。端末保証と違って有料のオプションではなく、2年間は無料で使えるとのことなので、とりあえずで契約している方も多いかもしれません。ポケトークにはグローバル契約が必須と思っている方も少なくはないでしょう。

ですがポケトークは決してグローバル通信が必須というわけではありません。海外で使う場合はほぼ必須ですが、国内だけで使う場合はなくても大丈夫なのです。2年を超えると有料のオプションになってしまいますし、実は慎重に選ぶべきものだったりします。

 

なぜ通信契約が必要なのか

ポケトークでは入力された文章を一度クラウドに保存し、AIを使って翻訳。そして翻訳語の文章がポケトークに表示されるという仕組です。クラウドとの送受信を行う仕様上、通信機能が必須なのですね。

そこでグローバル通信を契約しておけば、それだけで通信ができるようになるというわけです。しかもSIMカードを差し込むことなく通信ができるeSIMを採用しており、特別な設定は不要。設定が完了された状態で発送されるため、到着してすぐに使うことができます。ソースネクスト公式サイトからの購入だとグローバル通信が自動で付いてきますし、2年間は通信料も無料なので、とりあえず契約しておけば便利ですね。

 

しかし2年の無料期間が終わった後もグローバル通信を使うのであれば、追加の費用が発生します。契約単位は延長1年目が5000円/年。延長2年目からは3000円/年になります。年単位での契約なので、もし途中で不要になってもきっちりこの料金が発生するのが厄介です。

 

グローバル契約は必須ではない

さきほども説明したように、ポケトークに通信機能は必須です。ですがその通信は、必ずしもグローバル通信で行わなければならないというわけではありません

 

ポケトークには本体にWi-Fi機能が備わっていますから、Wi-Fiにさえ接続できる環境さえあれば、グローバル通信は必要ありません。スマホと同じようにポケトークをWi-Fiに接続することで、グローバル契約なしでも翻訳を行うことができます。もし家庭学習用だったりお店で使う用だったり、室内での仕様がメインになるのであればグローバル通信なしでも問題ないでしょう。

屋外で使う場合でも、国内であれば格安SIMでの運用が可能です。こちらもスマホと同じように、SIMの設定さえ行えば問題なく使用することができます(ただWi-Fiで使う場合に比べる、SIMカードの知識が必要になってきます)。ポケトークの通信であればそれほどギガを消費することはないでしょうし、もっとも安いプランで運用しても問題ないでしょう。

 

グローバル通信が必要な状況

グローバル通信が必須になるのは、海外で使う場合です。格安SIMは海外ローミングに非対応の場合が多く、そうなるとグローバル通信が必須になります。現地でSIMカードを購入することもできますが、現地SIMは対応しているかどうかはSIMを買うまで分かりませんから。

 

もし頻繁に海外にポケトークを持ち出すという方は、グローバル通信を契約するのがおすすめです。しかし国内でしか使う予定がない、Wi-Fi環境のある室内で使うという場合は、契約しなくても問題ありません。グローバル通信は後からでも契約が可能なので、まずは本体だけで購入してもいいかもしれませんね。